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改訂新版の刊行に際して
実践倫理叢書の軽装版発行は、多年の課題であり、各方面より刊行が待たれ
たのでありましたが、このたび私の、抜本的監修のもと、いささか加筆訂正を
加え、このような、より親しみ易い形で江湖にまみえますことは、既往の重版
実績の上に、さらに大いなる声望を加え得るものと自負し、喜び一入のものが
ご承知の如く本叢書は、私の父、初代上廣哲彦会長が、旧くは三十数年前、
あります。
実践倫理開顕、本会創立の余勢を駆り、早々の間に執筆彫琢をし、刊行後は倫
理文化の明けの明星として、幾多の同学の士に希望を与え続けて、今日に至っ
実践倫理の不変永続の理想から、いま新時代即応の実践学習の書、座右の書
た書籍であります。6
として、改めて真価を世に問う企てとすべく、読破体現の上は、一人でも多く
同憂の士にご吹聴ご推輓くださることが、社会風教の上から好ましいわけであ
ります。
本書刊行には細かく意を用いておりますが、尚ご高見を得て、より完璧なる
上
廣
榮
治
識
国民心の原典へと版を重ねてまいりたく、心からのご協力を期待してやみませ
ん。
昭和五十三年三月二日
会 長次
7 目
基
物は生きている
道徳と幸不幸
人類に黎明来る
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次
自由と平等の倫理
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目
生命の本領
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編
平和と実践倫理
礎
医学と倫理8
苦難は幸福の門である
科学的にどのように証明するか
不幸の根本原因は他にある
因縁や祟りで片づけられぬ
病気は人間生活の赤信号
医学と倫理は対立しない
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まず実行せよ、応用活用せよ
年齢ということ
社会生活編
一、相手の心を受け入れよ
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二、人の立場になって考えよ
人を動かす十則
三、議論を避けよ次
9 目
十、人の名前を記憶せよ
九、相手に同情心を持て
八、人に思う存分しゃべらせよ
七、人の間違いを指摘するな
六、賞讃は最良の奨励法
五、相手の重要性を認めよ
四、友情をもってじゅんじゅんと説け
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微笑の倫理
微笑ということ
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親切ということ
金銭の意義
家庭生活編
愛和な家庭を築く六つの鍵10
第六の鍵 親しき仲にも礼儀
第五の鍵 どこまでも親切に
第四の鍵 相手の心に溶け込む
第三の鍵 小言と批評を止めよ
第二の鍵 相手の領分に干渉するな
第一の鍵 不足をいうな
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二、親子映照の理
一、親子伝承の理
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三、信頼の心
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教育革新に先立つ家庭教育
五、両親自らの心構え
四、子どもに対する親の心構え
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夫婦愛和の生活
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六、学校に対する心得
妻の力を引き出す夫の愛情